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 日本ソーシャルデータサイエンス学会 メールマガジン
---- 2025.12.10 [Wed] Vol.2025-12
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日本ソーシャルデータサイエンス学会事務局より、会員の皆様向けのお知らせです。

【掲載情報】
◆ 理事近況(理事 山田 宏昭)
◆ JSDSS2026春季シンポジウム&研究発表会について
◆ イベント情報

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◆ 理事近況(理事 山田 宏昭)

6~7年前に、著名なデータサイエンティストと会話をする機会がありました。
当時、データサイエンティストは、非常に注目されていた職種であり、データ
サイエンティストの誰もが輝いていたイメージだったのですが、その人曰く、
「データサイエンティストが行う業務の一部が、クラウドサービスにより実現
できるようになり、データサイエンティストの立場は必ずしも安泰ではない」
という言葉が、今でも記憶に残っています。

それから数年が経った現在は、生成AIが発達し、日常業務に入り込んでいる
ことはご存じのとおりです。データサイエンティストを取り巻く環境は、その
当時よりさらに状況は変わっているはずです。では、データサイエンティストは
不要となるのでしょうか?

この疑問は、データサインティストに限らず、IT業界の技術者全般に当て
はまります。一般的に言われてるのが、「技術者が不要になるのではなく、
煩雑な業務を生成AIに任せて、技術者はよりビジネス寄りの業務にシフトする」
です。流れとしては、まさにその通りだと思います。

確かに、最新の生成AIは目を見張るものがあり、集めてきたデータをそれと
なくプロンプトで指示すれば、見事に分析し、整理された結果が出力されます。
では、それをどうビジネス寄りの業務にシフトしていくのでしょうか?

そこで求められるのは、分析結果の理解を元にステークホルダーに説明・理解
してもらうプロセスだと考えます。要するに説明責任を果たすことです。
そのためには、データサイエンスであれば、データ分析の本質を理解しておく
こと、ロジカルに説明できること、相手から合意を得るプレゼンテーション
能力が非常に重要となります。その能力を高めることが、これからの技術者を
支えるための大学教育であり、企業内教育の責務なのではないでしょうか。

生成AIが出力した結果をそのまま相手に提示するのは、夏休みの自由研究を
代行業者に依頼した小学生が、そのまま先生に提出することと変わりません。
先生から質問されれば、一発で見抜かれてしまいます。そう考えると、生成AI
が出てきたからと言って、人が行うべき業務の責任と本質は全く変わらない、
という結論になるでしょう。

日本ソーシャルデータサイエンス学会理事
山田 宏昭(株式会社TOKAIコミュニケーションズ 静岡大学客員教授)

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◆ JSDSS2026春季シンポジウム&研究発表会について

JSDSS2026春季の研究発表申込を開始いたしました。

JSDSS2026春季シンポジウム&研究発表会
日程:2026年1月24日(土)・25日(日)
会場:長崎大学 NUTIC(長崎スタジアムシティ NORTH内)
    https://www.idsci.nagasaki-u.ac.jp/research/nutic

今回も高校生チャレンジ発表・学生発表・一般発表の3区分で発表を募集します。
データサイエンスに関わる幅広い分野からのご応募をお待ちしています。

研究発表申込期限:2025年12月31日
予稿提出期限  :2026年1月15日
プログラム発表 :2026年1月15日(予定)

研究発表の申込方法や詳細については、下記URLをご覧ください。
https://jsdss.org/s2026spr/studyapply/

参加申し込みにつきましては、準備ができ次第ご案内いたします。
今しばらくお待ちください。

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◆ イベント情報

本会に寄せられた情報となります。
イベントに関する問合せは当該機関へ直接お願いいたします。

〇 シンポジウムシリーズ「社会が求める健康データサイエンティスト」
  第1回~ヘルスケア産業界から見た健康データサイエンティスト~
日 時:2026年1⽉24⽇(土) 14:00~16:15 
形 式:現地(順天堂大学 浦安・日の出キャンパス)・オンライン開催
主 催:順天堂大学浦安日の出キャンパス
詳細・申込ページ:
 https://www.juntendo.ac.jp/academics/faculty/hds/publiclecture/index.html

〇 第5回 STAR-E研究フォーラム
日 時:2026年3月3日(火)15:00~18:00(予定)
形 式:オンライン開催
参加費:無料
テーマ:情報科学×地震学 研究成果公開シンポジウム ~知をつなぎ、地震防災技術を拓く~
主 催:文部科学省
事務局:EY新日本有限責任監査法人
詳細・申込ページ:
 https://www.mext.go.jp/a_menu/kaihatu/jishin/projects/event.html

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日本ソーシャルデータサイエンス メールマガジン Vol.2025-12
発行:日本ソーシャルデータサイエンス学会
http://www.jsdss.org/