━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 日本ソーシャルデータサイエンス学会 メールマガジン
---- 2025.9.10 [Wed] Vol.2025-9
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日本ソーシャルデータサイエンス学会事務局より、会員の皆様向けのお知らせです。

【掲載情報】
◆ 2025年度会費請求について
◆ 理事近況(理事 杉山学)
◆ 教員公募
◆ イベント情報

……………………………………………………………………………………………………

◆ 2025年度会費請求について

2025年度の会費請求は、10月から新たに導入する会員システムにて開始予定です。
これまで本会には会員システムがありませんでしたが、本年度より初めて導入し、まずは
「会費請求機能」から運用をスタートいたします。

システムの具体的な使い方につきましては、準備が整い次第、改めてご案内いたします。
また、イベント申込ページなどの機能は順次ご利用いただけるよう整備を進めております。

本年度はシステムの仮運用期間と位置づけており、実際の運用を通じて不具合や課題を
確認したうえで、来年度から本格運用を行う計画です。また、会員サイトにはメルマガの
掲載も予定しており、情報発信の充実を図ってまいります。

なお、今年度の会費請求はシステム導入に合わせるため、例年より遅れております。
会員の皆さまにはご不便をおかけし、誠に申し訳ございません。
早めに請求書をご希望の方には個別に対応いたしますので、その際は事務局までご連絡ください。

……………………………………………………………………………………………………

◆ 理事近況(理事 杉山学)

デジタル推進人材230万人不足を2026年度末までに解消するために

内閣官房が推進し、2022年12月23日に閣議決定された「デジタル田園都市国家構想総合
戦略(2023年度~2027年度)」の実現には、現在デジタル推進人材が230万人不足であり、
2026年度末までにこの不足分の230万人を新たに育成することが必要とされています。この
人材不足の状況は、私が住んでいる群馬県内の地方企業においてはかなり深刻のようです。
この流れの中で文部科学省が進める「数理・データサイエンス・AI教育の推進」によって、
内閣府の「AI戦略2019」が掲げる高等教育機関での目標値として、2025年の実現を念頭に
「リテラシーレベル」50万人/年、「応用基礎レベル」25万人/年、「エキスパートレベル」
2,000人/年の人材育成を目指しています。

これら国の政策に対し、手前みその話しとはなりますが、私が所属する国立大学法人群馬
大学では、情報学部を2021年4月に設置し、デジタル推進人材の育成と供給の一翼を従来
よりも積極的に担おうとしています。加えて、大学全体として文部科学省の「数理・デー
タサイエンス・AI教育プログラム認定制度」の「リテラシーレベル」を2021年に認定、
「リテラシーレベル プラス」を2022年に認定、「応用基礎レベル」を2023年に認定、
「応用基礎レベル プラス」を2024年に認定、という状況で人材育成を進めています。

情報学部は、(旧)社会情報学部と(旧)理工学部電子情報理工学科情報科学コースを
母体とし、「人文情報」、「社会共創」、「データサイエンス」、「計算機科学」の4つ
の教育プログラムを有する文理融合の学部であり、入学定員は1学年170名(+3年次編入
10名)です。そして、この2025年3月末に第1期生を卒業生として社会に送り出した状況
です。社会人となった学生の多くは、デジタル推進人材としてデータサイエンスを活用
して、今後の実社会で活躍してくれると期待しています。

この流れの中で、大学院情報学研究科は学部の完成年度よりも1年度早い2024年4月に「情
報科学」と「社会情報学」の2つの教育プログラムを有する文理融合の研究科として修士
課程が、入学定員1学年60名で設置されました。この次の春、2026年3月末に第1期生を修
士課程の修了生として社会へ送り出す予定です。

この学年進行に伴い、2025年8月29日付で文部科学省から「研究科の専攻に係る課程の変更
計画について」の通知(文部科学省のホームページで公開済み)があり、2026年4月情報学
研究科に博士課程、入学定員1学年4名での設置が認められました。今後は、博士課程の
学生指導を通じて、「日本ソーシャルデータサイエンス学会」の「学生会員」へ積極的に
入会させて、本学会の研究活動に寄与したいと考えます。そして、学会全体の学会員数を
増やし、「日本学術会議協力学術研究団体」への登録を目指せればと考えます。

本学会の活動と所属する情報学部と大学院情報学研究科での文理融合の教育研究を通じて、
ソーシャルデータサイエンス分野の発展に寄与し、デジタル推進人材の230万人不足の解消
に貢献しなければ、と今回の博士課程設置を機に改めて感じる次第です。

日本ソーシャルデータサイエンス学会理事 杉山学(群馬大学)

……………………………………………………………………………………………………

◆ 教員公募

本会に寄せられた情報となります。(募集締め切り順で掲載)
教職員公募についての問合せは当該機関へ直接お願いいたします。

〇東京理科大学 経営学部 経営学科 助教の公募(応募締切:2025年9月30日)
募集人員:1名(助教、任期制)
担当科目:マーケティング入門および演習、ならびに研究分野に関連する基礎科目
着任時期:2026年4月1日
勤務地:東京理科大学 神楽坂キャンパス(富士見校舎)
応募締切:2025年9月30日(月)必着
     (ただし適任者が見つかり次第、締切前に終了する場合あり)
応募方法:大学指定フォームよりオンライン応募
詳細情報:https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D125050983

……………………………………………………………………………………………………

◆ イベント情報

本会に寄せられた情報となります。(開催順で掲載)
イベントについての問合せは当該機関へ直接お願いいたします。

〇 シンポジウム「量子コンピューターとデータサイエンス」
日時:2025年9月18日(木)13:00~17:30
現地会場:順天堂大学 浦安・日の出キャンパス 2号館2階2206教室
    (所在地:千葉県浦安市日の出6-8-1)
アクセス:「新浦安駅」よりバス約10分 ※公共交通機関をご利用ください
参加方法:現地またはオンライン
申込:申し込みフォームより事前申込
詳細情報:https://www.juntendo.ac.jp/academics/faculty/hds/publiclecture/index.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本ソーシャルデータサイエンス メールマガジン Vol.2025-9
発行:日本ソーシャルデータサイエンス学会
http://www.jsdss.org/